フランス革命は「社会格差」が発端

okamakoto2006-06-20



或る新聞販売店から「ナポレオンとヴェルサイユ展」の切符を頂いたので、過日妻と両国の江戸東京博物館で観て来た。我々戦中世代は、軍事教育一辺倒で,歴史に無縁で来た、それだけに今回の展示会は自分達にとって大変勉強になるものだった。


フランス革命前後の数多くの歴史的遺産が展示され、ナポレオンの足跡をなぞる資料も多く、革命の壮絶さと、権力の仕組みを変えるには民衆のエネルギーと、その代償も又不可避なのだろうと実感した。


フランスの王制は18世紀末に起きたフランス革命を機に途絶え,今日の第五共和制に至っている。このフランスの潮流はナポレオン遠征によってヨーロッパ諸国にも自由主義国民主義運動を広める事となり今日の世界的近代化への大きな潮流となったものである。


年譜によればフランス革命は1787年貴族の反乱から始まって6年後の1789年「自由平等」「言論の自由」等を謳った「人権宣言」,「パンを要求」する民衆の「国王追及運動」、1792年「革命政府王権停止」共和制へ,恐怖政治を経て1799年ナポレオン統領として政治権力の奪取,更に1804年第一帝政に至る。