「尊敬される国」とは


今大事な事はアジアの中で日本は隣国とどう付き合って行くかということではないのか、日本政府・与党の一部からは北朝鮮に対する「先制攻撃論」まで台頭していると言う、大変危険な情勢と言わねばならない。


「相手の立場に立って考える」とは司馬良太郎さんが常々言っていた事である、日本は近隣諸国から尊敬される国として歴史に恥じない理性的行動で範を示す必要がある、と思う。


「恨みに報いるに恩を以ってせよ」は、確か東洋の教えではなかったろうか、隣国とは非難や脅かしではなく寛容・親善の姿勢が基本だろう。


勿論、北朝鮮には強く「自制」を求めねばならない事は当然の事だ、然し隣国とは将来とも付き合っていかねばならないのだ、相手を追い詰めていく事はとても賢明な事とは思えない。


横田夫妻拉致被害者の会も「私怨」をのり越えて、大きく「戦争そのもの」を否定する「公怨」にまで、「想いを昇華」して欲しいと願うものである。




(写真は「街角での噴水」)