好番組「NHKスペッシャル」「日中戦争」


去る8月13日の夜の「NHKスペシャル」では、「日中戦争は何故拡大したか」のタイトルで「南京大量虐殺事件」の一端が明かされていた。「南京虐殺事件」は昭和12年11月に起きている。


番組の中で明かされた「南京虐殺事件」の真相は、激しい日本軍の掃討作戦に、中国軍は敗退を覚悟し、夜間に軍服を捨てて「便衣」に着替えて城から脱出し市内民家等に紛れ込んでしまった。


便衣とは民間人の服装である、日本軍は南京市内を探索し軍人らしき若者を捕らえて一個所に集め収容した。その数は諸説あるが相当数だったことは間違いない。


その処理につき軍の本部に伺いを立てたところ「現地で適当に処理しろ」だった。捕虜であれば日本も批准しているジュネーブ条約で戦時捕虜には食料を与え、無事に帰宅させねばならないのだが宣戦布告していないので「戦時捕虜」には当らない。


現地の日本軍は余りにも多くの中国人収容者の始末に困り果て、次々連行して土に埋めたり、河の土手で後ろから銃殺して流したりした。