「憎しみ」の連鎖

okamakoto2007-04-10



「交通事故被害者家族」が、「加害者」への憎しみを露わに「犯人を極刑にして」と、街頭やテレビで怒りの声をあげ、その被害者家族の感情に配慮してか司法も従来の刑期を見直す趨勢にある。


この傾向は最高裁の資料でも明らかだ。うっかりミスの交通事故は業務上過失罪だが、一審裁判で懲役刑の実刑判決を受けたケースは10年前の4件から05年99件に急増しているのだと言う。ドライバー受難の時代だ。


ところで、最近のテレビでは今頃になって33年も前の「北朝鮮拉致事件」の事を昨日の出来事のように採り上げ報道しているのが気になる、捜査本部を設け捜査を開始したそうだが、今更30年前に解らなかった事の何が判ると言うのだろうか。


拉致被害者家族会」が、北朝鮮を悪しざまに言い立て、政治家までがその先頭に立って経済制裁で敵意を剥き出しにしている、政府・与党は公共放送NHKに対し「拉致拉致問題を放送するよう」命令を出している。


その中でも安倍さんは拉致問題に格別熱心で、タカ派再軍備論者、このままで行くと憲法改正を断行して、隣国北朝鮮とも一戦交えそうな気配を感じる。