「仇討ち」は「報復合戦」


歴史上、「親が殺されたら子がその親の仇を討つ」「あだ討ち」が美徳の時代があった、然し、これが続けば(理論的には)永遠に報復合戦が続き、「憎しみ」の連鎖が果てしない事になる。


心なしか最近の刑事事件裁判で「死刑判決」が多くなっているように思う、法の名の下に権力で生身の人間の命を奪って社会から抹殺すればよしとする社会風潮は如何なものか。


東洋には一方で昔から「怨みに報いるのに、徳を以ってせよ」、 と説いた老子の精神が根付いていたように思う、「眼には目を」「歯には歯を」を断ち切るのが「政治」であり「法律」なのだろうに。