「ヤミ米事件」


ヤミ米事件」と言うのがあった、僅か14年前(1993年・平成5年12月)の事である、富山・婦中の川崎さんが「食管法違反」で警察に検挙された、ところが今や米はスーパーの店頭で銘々の値札付きで積み上がっている。


さてそこで、郷里は保守意識が強く歴代保守系の地盤なのだが、このように産業基盤が崩れ去り、おまけに永年培われて来た「助け合い」「共助」の人間関係も崩壊している現状で、果たして住民の投票行動に変化が出るかどうか。


知人の言うには「保守基盤の変動は簡単ではない」、現に「組織上部の指示」で地域の有力者が保守系候補への集票で締め付けられていて「必死に動いている」、との事であった。


帰路、ある宗教団体の会館前を通った、そこは煌々と灯りが点き、熱心な運動員達の励まし合いの熱気で活気に満ちていたように感じた。


最近の日本の農業政策は20町歩以上耕作農家が対象だと聞く、請負耕作や、アメリカ並みの農業の大規模化を真似ているのだろうが、日本的なものを否定して良いのかどうか、今度の参議院選挙を注視している。


(車窓よりの故郷遠望)