「財布を握った」女房達

okamakoto2007-08-21



今年は「無敗を誇った日本」が昭和20年8月15日に「敗戦」を喫してから既に62年目に入った。自分は満州事変の昭和6年に生れ、日米戦争が始った昭和16年には10歳、敗戦は14歳の時であった。


自分達昭和初期の「戦争世代」は、幼い頃から「戦争又戦争」の時代、当然の事として「男は将来兵隊さんになる」として育てられ、「お国のため死ぬもの」と覚悟を決めさせられていたように思う。


実際に我々より2―3歳上の世代までは戦場に狩り出され戦死した人も多かった。小学生当時、召集を受け戦地へ出征する兵士を見送り、先日見送ったばかりの兵士が無言の白木の函となった慰霊式も学校行事として日常的に執り行われていた。