東京の変貌

okamakoto2007-11-25



転勤族の住いは、辞令一枚で各地を転々と変るのだから、再度東京勤務になったといっても十数年も経つと「今浦島」である、独身時代は新宿にも近く独身生活を謳歌した、ところが訪ねた当時の寮は既に売却されていて戦後当時の面影は全くない。


毎日通勤で乗り降りしていた京王線高井戸駅は東急世田谷駅の始発駅でもあるが駅舎は立派に建て替えられていて駅舎の通路には飲食店等も入り昔の駅の印象は面目を一新していた。


反面で駅周辺の商店街はすっかり寂れてしまっていてむしろ活気はない印象を受ける、まして下高井戸駅を少し離れた住宅街はひっそり閑と静まり返っていて中級程度の住宅地となりお店らしい商店が実に少なくなった。


既に高度成長期を経てしまい、落ち着いたと言えばそうだが狭い道路がそのままなのだから決して整備されたとは云い得ない。家族寮は駅から僅か10分程度だったと思い込んでいたせいか道に迷って何度も「行きつ戻りつ」僅か10余年前まで毎日通っていた道さえも見つけるのに二人で苦労をした。近くの幹線甲州街道オリンピック道路となったせいか。