2005-03-23から1日間の記事一覧

「兵は国の大事、死生の地、存亡の道なり、察せざるべからず」

(戦争は国の一大事、国民の生死、国家の存亡に関わる重大事だから、慎重を期すべきである。)(写真は東京・日比谷、元GHQがあった第一生命新ビル)

情報戦争

又、日本軍「真珠湾奇襲」翌日、議会でのルーズベルト大統領の「戦争状態宣言要請」演説の中で、日本の最後通牒の内容、到着時間をアメリカは「3時間55分前に知っていた事実」を自ら露呈している、と実証している。が、所詮「情報戦争」とはそんなものなのだ…

機密物焼却の駐米大使館

ところで、日本の外務省は「日米戦不可避」との判断から、11月19日至急電報で駐米大使館に次のような指示を出している。「非常事態における国際通信の途絶した際の情報手段」として、日本の対外国向け短波ラジオ放送を通してのニュースの際、指示をニュース…

遅きに失した「近衛政府」

大本営は、6月6日に「対南方施策要綱」を決め、仏印、タイに軍事基地の設営を企図し、これを基に6月25日に「大本営政府連絡懇談会」を開催、「南方施策促進に関する件」を成案、7月28日から南部仏印への進駐を開始したのである。 日本軍の仏印進駐開始の情報…

「日米諒解案」挫折

「日米諒解案」は野村吉三郎大使の米側と必死の尽力で折衝し纏められたものだったが松岡の容れるところとはならなかった、外務大臣の松岡が反対したのである。松岡反対の理由はその時点では明確には言っていないが、「自分自身で自らワシントンへ行きルーズ…