2005-05-25から1日間の記事一覧

「民主主義国」の条件

かってオランダで干拓地を視察した折に、将来移転する予定の町で「補償問題」に話題が移り、同行の誰かが「こんな時に政治家が関与しないか」と聞いた時に、彼らは怪訝な表情で「万一理不尽な関与をすると、そんな政治家は選挙で必ず落選します」「第一そん…

民意が反映しない悲劇

それはそれとして、現実の選挙は小選挙区となって以来、あたかも「市会議員か区会議員」選挙のようになってしまい、「汚職や悪事」に無関係に「先生」が選出されて二世・三世議員が跋扈している、今や国会議員の3人に2人は「政治が家業(稼業)」になってしま…

小選挙区制の現実

「小選挙区制」は、当時政権復帰を目指す自民党の「起死回生の策」として実現したものだった。 政府の諮問機関「選挙制度調査会」が「政権交代可能」な制度として他党・野党にも同調する意見もあって実現にこぎつけた経緯がある。「汚職や悪事」をすると即座…

政高、官低の歪み

「三権分立」の原則、特に「行政」と「立法」との緊張関係が崩れて、「政高、官低」が極端になったのは、選挙制度が中選挙区から小選挙区となった細川内閣末期の1994年(平成6年)3月以降のことのように思う。