2006-07-20から1日間の記事一覧

「強硬論が幅を利かす」危険な時代

翻って敗戦から60年も経って、その間に日本の状態はどう変わったのであろうか、かって勇ましく「鬼畜米英」、「一億火の玉」、「撃ちてし止まむ」、「精神一統何事かならざらぬ」と言っていた。 敗戦を機に、それら戦争協力者ほど一転して勇ましい「親米」、…

「散るぞ悲しき」が「悔しき」に改竄

今年の第37回「大宅壮一ノンフィクション賞」は、戦後1961年生れの梯久美子(かけはしくみこ)さんの新潮社刊「散るぞ悲しき」だった。 太平洋戦争末期、圧倒的米兵の前に2万人の守備兵全員が玉砕し果てた硫黄島総指揮官栗林忠道氏にスポットを当て、壮絶な…

「戦死」が、実際は「補給もなく餓死」

太平洋戦争では日本軍の戦死者は230万人だった、勿論、アメリカ軍との戦闘で亡くなった方もあるが、約6割(130万人)の方は弾薬・食料の補給もなく、餓死に等しい状態と言う。(一橋大藤原彰氏「餓死した英霊達」 私の義兄(長姉の夫)も、敗戦前年の昭和29年9月3…