2007-02-10から1日間の記事一覧

「同病相憐れむ」

「個人情報」が叫ばれて久しい、最近では長い2−3週間海外旅行を共にしていても、名前も名乗らないし、名乗らせないのがこの頃の日本社会の風潮である。まして病院ではお互いに立ち入らないのが礼儀でエチケットだ。 入院中のKさん、Nさん、Oさんとは「同病相…

「死ぬほど辛い」「リハビリの痛さ」

この青年はパソコンが唯一の趣味だそうで、夜中にもこっそりと片手5本の指でコツコツとPC操作をやっていて、片手で日常の用を足すと言うのは想像以上に大変な事なのだと知った。 窓側の二人は、午前と午後に「リハビリ室」で、小1時間のリハビリが日課であっ…

「4人部屋」での「同志」

入院は4階の外科病棟の4人部屋だった、窓側のKさんは65歳、整形外科入院いらい既に3ヶ月目に入るという、一日中右腕を首からベルト状の器具と包帯で支えて、食事も左手でこなす。 「自分の腕がこんない重いとは思わなかった」、「右手を使えないとは何と不…