日米の攻防

当初、日本側にはこの「日米構造協議」は、一種の「政治的セレモニー」では、の認識があったようだ。

然し、会議が重なるにつれアメリカ側は「日本から具体的成果を得ない限り米議会の強硬派は抑えきれない」、と「制裁発動」をほのめかしながら押し込んでいく。

「具体的成果と言うのは数字だ」、として強硬に押し切られ、結果的には国の主権に関る予算・政策部分にまで踏み込まざるを得なくなってしまった、と言うのが実相のようである。