生き返ってくれた妹


話は変わるが、実はつい先日、田舎で入院の妹が急に容態が悪くなったので近親者共々北陸へ駆けつけた。

総合病院の集中治療室で時折心臓停止もあったりし、自分も思わず手を握って「俺より若いのにしっかりしろ」と励ましたりした。


そのうち、両手を持って幼い頃に一緒に田舎の家の周りをまわったことを想起しながら数を数えながら両手で交互に散歩のまねをしたりして元気付けた。それに合わせて足のマッサージをしてくれた姪の看病も効いた。
夢心地の中だろうに妹は「兄さん、こんなに歩いたよ」と言うまでになってくれた。


病院でも奇跡的だ、と話すほどに回復してくれて、2−3日後には一般病床に移り、食事も出来るほどになったと言う。一時は最悪を覚悟していたのにホッとしている。結局本人の「精神力の問題」になるのだろうが。