イギリス議会の歴史


長い歴史を持つイギリスでは、国の統治は「国王の大権」として「絶対王政」時代が続いた。
1215年、英国ジョン王が「マグナカルタ(大憲章)」に署名して、「立法」と「課税」は議会の同意を要する事とした。


更に、1265年、従来の貴族・僧侶に加え、各州から2名の騎士、各都市から2名ずつの市民代表の参加で3身分が一堂に会したのが「議会の始まり」とされる。


1343年に議会は「僧侶・貴族」と「騎士市民」が別々に会議を開くようになって、それ以来「上院(貴族院)」「下院(衆議院)」とに分れた。


下院では議長が「絶対的権威」を持ち、「中立・非政治性」を保持し、与野党の中央に座り政府与党が議長の右側、野党は左側に座る。


与野党間の議席間隔は12フイート(約3.7メーター)しか離れていない、党首同士が弁舌を戦わせ可否同数の時は、議長は「否」の方に一票するのが習わしだと言う。