2005-08-26から1日間の記事一覧

「綿貫前議長」の危機感

今回のように、「権威ある前議長」が、首相から党籍を剥奪されて、自ら反対党を結集党首に就いたと言うのはイギリスでは考えられないことだろう。 然し、考えようでは日本の議会制民主主義が「今危機に瀕している」、との思いが綿貫さんをして敢然と立ち上が…

イギリス議会の歴史

長い歴史を持つイギリスでは、国の統治は「国王の大権」として「絶対王政」時代が続いた。 1215年、英国ジョン王が「マグナカルタ(大憲章)」に署名して、「立法」と「課税」は議会の同意を要する事とした。 更に、1265年、従来の貴族・僧侶に加え、各州から2…

郵政法案のケース

今回の日本の「郵政法案」のような場合、当然上院から下院に戻され、下院(衆議院)で再審議をして修正等を施し、上院に付託する。それが又「議会制民主主義」の常識だろう。 日本の場合には「両院の可否が分かれた場合」の規定もある。「両院協議会」での協議…

「イギリス」ではどうか

日本の国会で、「郵政法案」が衆議院で通り、参議院で否決された。首相は「衆議院を解散し直接「法案の賛否」を、総選挙で国民に問うと言う。 一見「尤もらしく聞こえる」が、議会制度の先達でもあるイギリスでは、このような場合どのように処理されるのであ…