戦後経済の歩みと「日本の農村」


日本人は元々が「米食」を主食としてきた、それだけに農村及び農業が重視され、勤勉なる日本人の「人間形成」にも地方農村は大きな役割を果たして来たのである。


敗戦後、国土の荒廃もあって日本は極度の食糧難に陥り、その折にアメリカから主に学童向けとして「ララ物資」「ユニセフ援助」等、「小麦粉の原料、脱脂粉乳」の支援があって、その時代多くの子供達の「飢餓を救った」経緯がある。


人間の「食習慣」は「幼時体験」が基本になると言われる、脱脂粉乳で育った子供達が大きくなるにつれ、彼等の「米離れ」、パン・肉食等の「洋風化」が急速に進んだ。