「窮すれば通じる」


それにしても、運命の神は時々「試練の場」として「障害物」も準備されているようだ、万事が「順風満帆」とはいかなかった、その時未曾有の事態とも言うべき「石油ショック」に遭遇した。


受注直後、昭和48年10月の第4次中東戦争を切っ掛けとして起きた、産油国OPEC原油の大幅値上げ攻勢は、消費大国日本に突如「油断の大波」として到来した。


現在のように「モノ余り時代」には、とても想像もつかないことだが、日本中が「モノ不足」でパニック状態となった、どの工場でも商店でも原料・商品の奪い合いが起きた。


蛇足ではあるが、資源のない日本の、例えば「食料自給率は40%」でしかない、将来、一旦このようなパニックが起きたら、「贅沢に慣れた」この国は一体どうなるのだろうか。異常時を体験した一人として気になることである。