「国会の形骸化」と「格差社会」


それと共に議会での真剣で緊迫した与野党の討論が影をひそめ、「国会」が形骸化し出した。国会の形骸化には議員の質の低下が決定的な要素となるが、それは「小選挙区制」が影響を及ぼした。


小選挙区制は、所詮「市会議員選挙」か「区会議員選挙」でしかない、今の政治家を見ても判る通り、「国会議員先生」は「二世・三世ボンボン」の集まりで、凡そ知性や識見のカケラもない連中の集まりでしかない。


首相の単なる「私的諮問機関」に過ぎない各種戦略会議・調査会・委員会・審議会等で議会の頭越しに日本の実質的政策が決定され、次々実施されて来たのが小泉内閣だった。


規制撤廃規制緩和政策でこの日本は様変わりしてしまった、「金持優遇策」、「強い者勝ち社会」、「弱者切り捨て」で日本の良さはなくなった。その蔭で諮問会議を仕切った政治業者は巨利を貪っている、金貸し業の宮内オリックス代表がその代表格である。