「カネ」は「ATM」から出る

okamakoto2006-09-28



最近の子供達は、「給料や小遣いは銀行から支払われている」と、思い込んでいるのではないだろうか。夫の給料は妻が「暗証番号」を入れると、銀行のATM(現金自動支払機)から自動的に現金が出てくる。


銀行口座を管理しているのは働いている当の夫でなく、多くはその妻である、給料日には妻が機械を操作し必要額を引き出し、夫の「昼食費」を割り当て、子供の学費・小遣もその中から与え、子供達の「小遣いの値上げ交渉」も母親が対応する。


夫の事業所から支払われる毎月の給与、ボーナスまでも、近年は銀行振込制になっていて、直接本人名義の取引銀行口座に振り込まれるが本人には、常に経理から一片の「給与計算書」が渡されるだけである。


今では企業・事業者の殆どは従業員の給料銀行口座払い込み制度をとり、この制度が当然視され通例となっている、然し本来は労働基準法でも給料等報酬は「現金で払う」と決められているのだ。