(二)「過去に学ばないものは過去を繰り返す」


日本と一緒に戦ったドイツは違った道を選んだ、第二次世界大戦後、ドイツは戦争犯罪者を自国で裁き、過ちは絶対に繰り返さないと決意し、「真の戦争の原因は資源の偏在と国境にあり」と看破し、欧州資源共同体EECを創設した。


このEECを発展させたのが、現在のECであり、将来的には国境を取り払い憲法・通貨(ユーロ)までも単一にする方向を目指している。加盟国はつい最近2カ国(ルーマニアブルガリア)参加加盟で27ヶ国にも及んでいる。


EC創設期のドイツのワイズネッカー首相は、「過去を直視する事は辛いが、然し克服する努力は政治家の使命である」と述懐し、「過去(歴史)に学ばないものは過去を繰り返す」、と喝破した、(一昨年05年4月9日―10日の日記で記述)