2005-05-26から1日間の記事一覧

歳入欠陥は政策欠陥

これら税収減収額は少なく見積もっても竹下内閣で凡そ11兆余円、小渕内閣でも9兆円余、この2つの内閣で少なく見積もっても20兆を下らない大幅の税収欠陥を生じさせているのである。 一方、歳出の方が大きい問題だが、橋本内閣で省庁半減をしたものの、周知の…

富裕層・企業への減税

上掲中段の平成10年は小渕内閣発足の年で、この年に経済戦略会議を発足させ、その戦略会議の「緊急提案」があって9兆3千億円にも上る恒久減税を発表した年である。所得税率を一挙に37%に引き下げて税体系も4段階にした。昭和時代の所得税率のうち最高が70…

過去の放漫政策の付け

竹下内閣で、所得税率を最高50%、5段階にして累進性を大幅に緩和した、昭和61年の所得税率が最高70%、15段階だったのだから大幅の改正である。 然し、これらは、高額所得者及び法人税の大幅減税である。庶民階級の最低税率は10%台で据え置かれている。 こ…

国の台所

家計も、国のやりくりも基本は全く同じ事で、支出を抑えて収入を計って行くことが大事なのだ。ところが先日5月7日の日記で掲出した「一般会計歳入歳出グラフ」を見ていただきたい。平成2年までは大体収支は均衡して来たのに、平成に入り、急に歳入(税収)は…