2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「上流社会」と「下流社会」

昔30年程前に銀行勤務をしていた折、お客さんを差別する事は絶対に許されなかった、例え「1円のお客さん」であっても決して差別しないと言うのが我々の常識であり、鉄則であった。 ところがどうだろう、最近の大手都市銀行には大口顧客用に特別の豪華な出入り…

日本「アメリカ化」への尖兵

たまたま1990年前後はアメリカでの対日貿易赤字の問題で対日批判が高まり、「日米構造協議」更に(現在も続いている)問題の「年次改革要望書」はそのような日米関係を背景に出てきていた。 「日本は独自では変えられない」「異質な国」である、従って「外圧…

竹中式政治手法

小渕氏急死後総理に就いた森内閣のもとで竹中氏は総理官邸に大接近する。国民から不人気な森首相が、結果的に竹中氏を最も信頼する立場に置いたからである。 森内閣では「IT戦略会議」で主導的な役割を果たし、更に森総理のブレーンとして国際会議での首相…

日米の架け橋

アメリカでは大統領選挙で民主・共和両党の政権交代の度に行政府の幹部は総入れ替えになる。政権離脱後、優秀な人材は大学教授に就いたり民間研究機関に招かれたりする。 竹中氏はアメリカ人脈との連携の下に、一方でシンクタンク(フジタ未来研究所、国際研…

両手に花「博士と大臣」

竹中平蔵氏は、小泉内閣で金融経済担当大臣として、更に先の国会では郵政担当、今国会では総務省大臣として、実質的に小泉内閣の頭脳(ヘッド)として国を動かしている。 日本では昔から「末は博士か大臣か」と言われるが、竹中さんは男として「夢とも云える」「博…

「独裁首相」を操る「大した人」

小泉政権誕生に際し、当時、ブッシュ大統領から直接小泉氏に「政権に竹中氏起用」のアドバイスがあった、と聞く。アメリカにとっては如何に「竹中氏は重要人物」かという証明なのだろう。 (写真は京都・寺巡り)

官僚操縦術

内容的に実に問題が多い事もあるが、従来の諮問委員会と違ったのは、答申後も「法案改正進捗状況」監視の為、事務局を存続させ「監視する」とした事だ。 この手法は、日米構造協議後に、アメリカが日本の構造改革実施状況を「年次改革要望書」で日本に毎年突きつ…

小泉政治を演出する竹中平蔵氏の実像

今や飛ぶ鳥をも落とす勢いの「竹中平蔵大臣」は、小泉後の総裁レースの中でダークホースとして「総理候補」ともうたわれている「大した方」である。 この竹中氏については8年前の小渕内閣当時、「経済戦略会議」で彗星の如く政治の舞台に躍り上がり、当時実…

「女系天皇」は「天皇制ぶっ壊し」の第一歩か

今回、小泉首相の私的諮問機関で「天皇のあり方」をも変え、「女系天皇」を認める意向で「皇室典範に関する有識者会議」なるものを直属の下において「万世一系の内容を変える」方向にある。 「女性天皇」と単純に考えられそうだが、(自分も最初は単純に考えていた…

小泉首相は「大した人」

日本の「首相」と、アメリカ「大統領」とでは夫々の国で、一見アメリカ大統領の方が権力者のように見えるが、実態として「日本の首相」の方がアメリカ大統領にまさる権力を振っている。 アメリカでは議会が強い監視機関として存在し、民主・共和の両党が拮抗…

「密室協議」

青木幹雄氏が小渕氏から「自分に後事を託された」としてホテルに5人の自民党首脳を招集、善後策を協議する。「密室の協議」と言われるのがそれである。 青木幹雄(官房長官)・森喜朗(当時党幹事長)・野中広務(自民党実力者)・村上正邦(当時参議院会長…

国のリーダー選出過程

ところで小泉氏に至るまでの近年の一国の総理が自民党及び国会内で、どのような経緯で選ばれているのか、それを知る手掛かりが月刊現代2月号の、松田賢弥氏著「密室クーデターと青木の虚妄」にある。 6年前、前々総理小渕氏が、国会で「NTTドコモ株問題」…

国の「最高指導者」

昨年9月の総選挙で当選した自民党新人議員80余名の研修会で、小泉総理は、「政治は権力闘争だ」と述べた、と伝えられる。 清純な気持ちで「国政を担う」彼等「若い世代」への餞(はなむけ)の言葉として、総理メッセージとして果たして適切な言葉なのかどう…

NHKの重要性

マスメディアの権力支配の恐ろしさは、戦前の軍による「思想・報道統制」でいやと云うほど我々は味わってきたところである。 まして今は「一億総テレビ化」時代である、テレビの影響力たるは空恐ろしいものがある。孫達にして「一人一部屋」夫々一台だと聞い…

岐路に立つ「NHK」

然し、現在、政治の場でもNHKのあり方が問題となっているようだが、公共放送としてのNHKのあり方が、今非常に重大な岐路に立っていると思う。 総務省担当の大臣として、「問題の竹中氏」が、今度はNHKの将来像を決めるべく、民営化を含めNHKの将…

「紅白歌合戦」に思う

正月に来遊した孫達(と言っても大学生と高校生だが)、年末はそれぞれが「裏番組」で、「NHK紅白は見なかった」、と言う。 「だってつまらないじやない、古い歌やったり、歌だけでなしに、間に変な応援やったり、ギャグを入れたり」、であった。 実は、…

「税の公正さ」が最重要

破綻に瀕する国の財政穴埋めに「消費税率引き上げ」の必要性をマスコミ、テレビ・新聞を通じて、連日のように政・官・業一体で声高に報じられている。 勿論、刻々累増する国の借金をこのまま放置できるものではない、だからと言って「自分の(首相)在任中は消…

[公正さ回復」の年に

昨年は日本中が「私益」(自分本位)を追い求めた年だったように感じる、「カネの為」とばかりに「私利私欲」をむさぼり、「私益」の為に、億・兆の金が日本中を飛び交った。 最も「神聖」で、「道義の範」とすべき「政治世界」で、トップが「私情・私怨」で…