人を「モノ並み」に扱う「市場経済」

最近の若い人たちの働いている職場環境は、時差出勤・パート・アルバイト・派遣社員等の非正規労働者が過半を占め、労働力の「需要」「供給」の関係で働く人は市場経済の中で締め付けられ「モノ」のように酷使されている。 小泉内閣の自由化・規制撤廃・何でも…

「こんな日本に誰がした」、今日も「人身事故」

埼玉県内の東北・上越新幹線路内に人が入り、「人身事故で大幅遅延」と報じられた、新幹線は2時間余りもストップしたのだと言う、先日も静岡圏内で東海道新幹線に飛び込んだ青年があったばかりだった。 「新幹線事故」だからこのように報じられるのだが、都内…

「若者達よ奮起するのだ!!」

若者達よ、希望を持ち、誘い合って投票所に足を運ぶんだ、一人でも多く改革の為に一票を投ずるのだ、そして声を掛け合い誘い合うのだ。「この国の未来は君達自身のもの」なのだから。 「一人が二人」に、「二人が四人」に、四人は「十六人に」、「十六人は二百…

日本の運命を決める今度の「参議院選挙」

今の政治は「自民・公明」でやりたい放題だ。「憲法改正」を言い出したり、最近の政治を見ていると、戦争へまっしぐらの昭和初年の「翼賛政治」を想起させる。 その意味でも今度の参議院選挙は、この日本の屈曲点だと思う、勿論現在の野党がベストと言う訳では…

若者達よ奮起せよ

日本は「独裁国家」なのだろうか、「首相」が言った事は「絶対視」され、国会での討論・議論もそこそこに「問題法案」が強行採決され可決成立している(6月20日現在)。 「イラク支援法」・「教育再生法」も与党―「自民党・公明党」で強行採決予定と聞く。野党…

「テレビはウソをつく」

何十・何百万人、時にはそれ以上の人間が同時に同じ映像を見るだけに、テレビの影響力は計り知れないものがあると思う。まして思考力未発達の幼児への影響力を考えるとこの次の世代への影響には恐ろしいものがある。 水鳥が油まみれでもがいてもがいている映像…

「テレビ」が「世論」を創る

今は全国至る所、どこの家庭・職場でもテレビのない処は無いと言ってよい程普及し、お茶の間にいながらにして、リアルタイムに世界中の出来事が判るというのはつい40−50年前には考えられもしない事だった。 何十・何百万人、時にはそれ以上の人間が同時に同じ…

国の政策を決める「各種審議会」

更に議会が有名無実化し、政権の思うままの独裁を可能にしているのは、各種「有識者会議」、「審議会」「諮問委員会」等の存在である、名称には調査会・審議会・懇談会等々あるが、委員―特に委員長・議長・会長と称される人物は首相と気脈を通じた人物が指名され…

「やりたい放題政治」

ところで敗戦後、新憲法制定で戦後「民主主義」が発足してから60年余、安倍内閣は、歴代が手をつけようとしなかった国の基本「憲法」や「教育」に改変のメスを入れようと言う、このやりたい放題の「独裁政治」を可能にしているのは一体何なのだろう。 この要因とし…

時代の流れ

「国民投票法案」が衆参の国会通過確実と言う、「国民投票法案」は「憲法改正」の単なる手続法案で、「これによって直ぐに憲法改正することにはならない」と政府は言うのだが、「時代の流れ」と言うのは実に怖いものだ。 自分のように戦争前後を生きて来た者に…

「ひめゆりの塔」、「慰霊の碑」

沖縄には内地にない蒼い海、珊瑚礁、大自然がある。かって琉球王国として近隣国とも平和裡に暮らして来た歴史的経緯もあってか一般的に沖縄人は穏やかで従順でそして我慢強い。平和馴れした現代の我々が忘れてならないのはこの沖縄の過去の悲劇だろう。 日本…

「反戦」「反基地」感情

更に、現地に来てみて判ったのは、「反基地」と言っても本土で考えるほど単純ではないらしい、現実に「基地」で生活している人及び「基地関連」は我々が想像している以上に多いらしい。 「米軍基地」は厳重な高い金網で囲まれていて、沖縄住民の貧弱な住宅と…

沖縄にて想う

久々に沖縄に来た、以前、時折仕事で来ていたのだが今回は観光ツアーで二泊3日の旅程であった。ご当地沖縄では、つい一週間前(4月22日)参議院議員補欠選挙があったばかりである。 今回の参議院補欠選挙は与党「自民-公明」対「野党連合」対決構図として全…

「白け」の結果

然しこの「白け」の結末は怖いと思う、このような状態が続けば有権者が投票の意欲を削がれ、投票率低下をもたらし、政治と民意は益々乖離し、その事が又政治不信を増大し兼ねない。 考えてみると日本人は、国民が政治に参加する権利―「民主主義」を自ら勝ち…

開票前に「当選者発表」

開票前に「当選」を発表するテレビの恐ろしさ、とでも言うか、過日の4月8日、「統一地方選挙前半戦」と銘打っての東京都知事を始め、地方の知事の選挙開票結果がテレビで「速報」された。 当日、投票締め切りの午後8時を過ぎた途端、民放テレビの各社が競って…

「裁判員制度」への疑問

被害の家族が裁判の場で被告(加害者)に怒りや心情を吐露したり、一般市民が刑事裁判に裁判官として参加する裁判員制度が始るそうだが、これって本当に「進んだ良い制度」と言えるのだろうか、感情に流され情緒的裁判になる懸念を持つ。「人民裁判」とどう…

「仇討ち」は「報復合戦」

歴史上、「親が殺されたら子がその親の仇を討つ」「あだ討ち」が美徳の時代があった、然し、これが続けば(理論的には)永遠に報復合戦が続き、「憎しみ」の連鎖が果てしない事になる。 心なしか最近の刑事事件裁判で「死刑判決」が多くなっているように思う…

「憎しみ」の連鎖

「交通事故被害者家族」が、「加害者」への憎しみを露わに「犯人を極刑にして」と、街頭やテレビで怒りの声をあげ、その被害者家族の感情に配慮してか司法も従来の刑期を見直す趨勢にある。 この傾向は最高裁の資料でも明らかだ。うっかりミスの交通事故は業…

日本政治の現実

この過程で見逃せないのは、立法府の「議会が形骸化」してしまった現実がある、国会は本来「言論の府」なのだが、殆どが各省庁から上がって来た原案に、党議に従い「賛成」「反対」の採決に参加するだけとなってしまった。 これには幾つかの要因があると思っている…

急変した日本

一方、ここ数年の日本の急変状態は70年前のドイツを想起させる。 小泉―竹中政治の「改革」「規制撤廃」、「自由化」「官から民へ」、「小さな政府」の掛け声の下で確実に日本は様変わりしてしまった。 「カネ」と「力」が支配する市場万能の「競争至上主義」で、…

「ヒトラー」と「小泉―竹中政治」

6年前に誕生し、安倍氏にバトンを渡した小泉氏は、「改革」、「改革」と絶叫、大衆の支持を取り付け「自・公多数」を基盤に「権力は奇道」とばかりに、「郵政民営化」に「賛成」か、それとも「反対」か、で衆議院解散、総選挙に打って出て多数を制した。 これは193…

源流は「A級戦犯」

安倍晋三氏は「昭和の妖怪」と称された岸信介氏の孫だが、岸氏はA級戦犯として逮捕され、巣鴨入りをしながらも絞首刑を逃れ、日本の首相に登りつめた男だ、釈放の代償として国をアメリカに売り渡し、隷属させたA級戦犯だと思っている。 安倍氏は小泉氏の敷…

平成の「独裁政治」

この数年を見ると、昭和の初期に似ている、差別化で「勝ち組」「負け組」で競わせ、愛国心を煽り、徒に隣国相手に敵視政策を採り、デモクラシーは影をひそめてしまった。 長年続いた「自民党政治」は腐敗と汚職にまみれ、政界は二三世代議士で占められ人材払底…

「昭和初期」と「現在」

「歴史」は時代と共に進歩するように思って来ていたのだが、振り返って見て歴史の中で人間個人も、そして広く人類も過ちや誤りや愚かさを繰り返しているように思う。 自分自身の感覚から言えば、自分は「昭和一桁世代」だが、おぼろげだが幼い頃の戦前の日本…

「戦争は地獄」

「戦争は地獄」なのである、「戦場になった国に最も大きな傷跡」を残す、アメリカは日本で大量殺戮をし、その後、朝鮮やベトナムで、更に、アフガニスタン、イラクでと次々殺戮を繰り返している。地球を汚し、人心をも蹂躙している。 自分達戦争世代は戦争体…

戦争と「拉致問題」

NHKに「拉致問題を放送するように」と政府から「命令された」そうだが、それ故なのだろうか、既に起きてから20−30年も過去の北朝鮮の「拉致問題」が現下日本の最大問題の如くに連日・連夜報道されている。 被害者家族の心情に思いを致さない訳ではないが…

昭和天皇の「後悔」

今日「3月10日」は、62年前の昭和20年に「東京大空襲」のあった日だ、都内江東・墨田の人口密集地域にアメリカB29が焼夷弾の雨嵐を投下して一夜にして広大な下町地域を焼き払い10万人の住民を焼殺させた。 都心の住宅密集地を狙い一般住民の皆殺しを図った…

競争「勝ち負け」社会

市場経済では全員が勝者になる事はあり得ない、「勝者」があれば必ず「敗者」も出て、当然の事ながら貧富の格差もでる、格差が大きくなると敗者には厭世気分も漂ってくる、家庭崩壊や子供の暴走化の社会現象にまで及んでくる。 健全な社会では、そうならない…

「和を以って貴(とう)しとなす国」

日本では「開国」を遡る事10倍も前、西暦604年に聖徳太子が推古天皇の摂政となり「十七条の憲法」を制定している、「日本最初の成文法」であるが、その第一条は「和を以って貴(とう)しとなす」であった。 日本人はこの古い昔の大和時代から連綿と「和」を心…

殺伐たる現在の世情

敗戦後早くも60年経った今日、「この国が悪くなった」と感じるようになったのは正直言って、ここ数年来の事だ。過去には滅多に起きなかった「凶悪犯罪」が殆ど日常的となったし、「公共財の盗難事件」も頻発している、「人間関係」も殺伐としている。 「凶悪…