2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

靖国参拝

とうとう「靖国参拝」と言う小泉氏かねての「私的な公約」を果たした、昨日―17日午前の事だった。 「私服で行った」「30秒間手を合わせただけだ」「昇殿しなかった」「記帳しなかった」「献花もしなかった」「玉ぐし代も払わなかった」、―これって正に「こそ…

国際バクチ場

「規制緩和」のお陰で巨額の外国資金も自由に出たり入ったり、抜け目のないアメリカのハゲタカ資金や、最近では原油価格高騰で潤うアラブの「オイルマネー」も入って来ていると言う。 彼等は相場の価格を吊り上げておいて、日本の大衆が釣られて入ってきたら…

ネット取引

それにも増してこの頃ではネットでの証券取引が急増し、小口で市場に流入する資金は月に40兆とも60兆とも言われる。 「勤勉貯蓄」できた日本国民も、今の政治がとっている「低金利」且つ「ペイオフ政策」と、不安定な「郵政民営化策」の狭間の中で、否応なく…

「一攫千金社会」

卑近な事例から記す、最近電話で「近く公開予定の会社の株を買いませんか」と勧誘する電話が頻繁に掛ってくる。 「この株は上場すれば直ぐに2−3倍になり大儲けできます」の類である。「金相場」や原油等「商品取引」の勧誘電話もしょっちゅうだ。要は「金…

「金儲けは美徳」の考え

既に過般6・7月には、「名門フジテレビ」が「堀江モン」こと、ライブドアの堀江貴文社長に狙われ連日マスコミ界を通じ話題をよんだ。 結果的にはフジテレビ側が「買収されるのは嫌」として堀江モンが買った(親会社ニッポン放送株)を高値で買い戻して、一…

「企業」が売買される時代

会社が簡単に買ったり買われたりするようになった、あたかもデパートやスーパーで品物を買うように。 大手のテレビ局が新興の若者の会社に相次いで買収の標的になっている。TBSが「楽天」三木谷氏から「企業統合」の申し入れを受けた、と言う。 若者が880…

マネーゲームの社会

小泉―竹中政治は「低金利政策」−と言うより「預金利子ゼロ政策」を終始続けてきた。庶民にとって預金利息は長らく全く無いに等しい。 バブル崩壊による金融機関に集約された200兆を超える膨大な損害を補填するのが当初金融当局の一つの目標だった。 もう一つ…

バクチ相場

自民党勝利が確定直後から株式相場が活況に沸いている、東証株式市場で商いされる株数が、選挙前2−3ヶ月前の2−3億株から、選挙後1日に30−40億株となった。 取引株数が10倍以上の熱狂的狂乱の場となったと同時に株価も乱高下を繰り返している。これは小泉…

議会政治死滅の日

今日、10月14日午後の参議院で「郵政民営化法案」が可決・成立を見た。二院制議会制度―ひいては「日本の民主主義」が実質的に死滅した日として後世、この日が記録されるのではあるまいか。 つい先日、第一院の衆議院で可決されたものの、第二院の参議院で17…

健闘する「週刊誌」

民主党前原氏の「ウソ」も、週刊誌で見るまでは知らなかった。政治家の記事も段々難しくなってきているようで、訴訟事件も増えてきていると言う。 然し、本来政治家は「公人」である、法治国家で法律を作る立場にいる以上、「私的立場」は一切ないと言ってよ…

朝日新聞への攻撃

NHKが政治家の圧力で番組を「改編」した問題も、それを取り上げた朝日新聞に対し、政治家とNHKが一体となって攻撃中で、現状の日本の問題点を浮きぼりにする出来事になっている。 この問題では朝日新聞は、「大事と小事」を取り違えている、と思う。内…

「ペンの自由」の大事さ

健全な民主主義社会はジャーナリズムが政治権力と真っ向から鋭く対峙していないと育たない、と思う。 現在月刊誌「文芸春秋」で連載中の「運命の人」で、山崎豊子さんは沖縄返還協定締結に際し「秘密協定」を暴露した毎日新聞記者と権力との凄まじい闘いの経…

「弱みを握る」政治

中学2年といえば十分に分別もつくはず、親の職業を間違えて言うわけはないではないか、意図的としか考えられない。 内閣府には警察庁から秘書官が出向していて全国の主要な情報は細大漏らさず日々首相に届く仕組みになっている、と聞く。 勿論反対党のそれも…

前原氏の「ウソ」

民主党に期待をかけている身として、前原氏の一件は、自分自身一睡も出来ない程の懊悩の事となった。もし「ウソ」でないなら即刻自ら証明すべき事だ、との考えに立つ。 然し、もし事実を偽って言っていたのなら、即刻前原さんは政治家を辞すべき事だ、と考え…

政治は最高の道徳

「今の若者には道徳教育が必要だ」と、政治家が教育問題になると強調する、然し、今最も必要なのは政治家自らの道徳意識と、率先した倫理的行動ではなければならないだろう。 倫理的行動とは「人間として当然やるべき行い」で、それがないと「人間として不適…

「ウソ」は人間として最も卑劣

ところで先日の週刊誌記事で「民主党代表選」、勝利の決め手になった『母子家庭美談』「父親は裁判官だった」という「前原代表のウソ」、の記事を目にした。 要約するに、前原氏はかねがね「父は元裁判官だった」と言い続け、自身のホームページでもそのよう…

どうなっている「野党民主党」

暴走する「小泉政治」に危機感を持つ一人として、早期の政権交代を期待していたのだが、その後の民主党の動きは、正直言ってむしろ空しささえ感じさせるものだ 党首選びは大方の予想に反して接戦で結果的に「憲法改正」を公言していた若手に軍配が上がり、小…

「勝てば」官軍

郵政法案も、過般の国会で、参議院で否決されたものの、総選挙結果を受けて、自民党の反対議員も次々に「賛成」に転向して、今国会成立は確実視されている。 「郵政法案」だけではない、憲法改正のための具体的手続を決める「国民投票法案」も「憲法調査特別…

政治の歪み

何とか「希望のある明るい」日記にしたいと思いつつも、先般の総選挙以来、日本の前途に重苦しいものを予感しつつ、つい筆が鈍ってしまっている。 聞くともなく先日、国会中継をラジオで聞いていたら、「先回の総選挙の投票率で与党『自民・公明合計得票率4…

日本の場合

然し、その国が良くなるも悪くなるのも、一にその国がどのような指導者を選ぶのかに掛ってくる、と思っている。 日本は明治時代に素晴らしい指導者を得た、戦後、特に一党独裁の長期政権で汚職・利権政治が政治の地位を貶め、政治に劣化現象を起した。 その…

国の指導者,フランスの事例

国の良し悪しはその国の指導層のレベルによって決まる、その指導層は一体どのような経歴から選抜され訓練されているかを他国の事例に見たい。 偶々、今月の日経新聞「私の履歴書」はフランス企業ルノー会長ルイ・シュバイツアー氏の経歴が語られている。 氏…

「強い者」勝ち社会

「小泉・竹中政権」になってから、株式市場の大巾な「規制緩和政策実施」で、金儲け手法のかなりが合法化され、金の力で何をやろうとも「快挙」としてマスコミも手放しで賞賛する風潮になっている。 新聞報道では、村上なる男は、元通産省勤務のキャリア官僚…

元役人の「巨億の儲け」は賞賛される

つい先日まで日本のキャリア官僚だった人が、現職時代に作った法律を利用して退官後、M&Aの手口で「巨億の富」手にした記事が紙面で躍っている。 今日の新聞記事によれば「村上ファンド」なる元高級官僚(現、買占め・総会屋)が、阪神電鉄株を約1000億円…

日本の現実

昨日今日のテレビ・新聞記事から、目に付いた社会面のニュースだけでも次のような事件があった。 今年になって、「ネット集団自殺事件75件目」と報じたのはNHKテレビニュース(5日午後6時)であった。今の世に生きる望みさえ持てない人の何と多い事か。 一…

日本の現実

日本の場合、聖徳太子摂政(推古年代西暦593年)、以来既に1400年余、政治に翻弄されながらも仏教は民衆の底辺に脈々と根付いて来ていたと思われる。 然し、それが一体、近年ではどう変わったのであろうか、たとえそれが宗教という「他律的」なものであろうと…

ミャンマーの仏教

原理主義的ミャンマーの仏教では「因縁」を重視する、「現世の功徳によって来世がある」「子・孫・子孫が大事だと考えるなら現世で功徳を施しなさい」一言で言えばそのような教理のようだ。 既に記したが、この国の男子幼年期には一定期間仏門に入って、得度…

二つの仏教

知人に誘われて過去2−3度ミャンマー(ビルマ)に足を運び、この国とこの国の人々と知り合う事が出来た、それ以来この国には格別の近親感と関心を持つ。 この国の国際的孤立感の現状に対する同情もあるが、基本には「仏教国」だと言う共通の心情があるように思…

宗教と教育問題

さて、宗教と教育問題である。勿論宗教といっても特定の宗教を指しているのではない。教育と言っても学校だけの教育の問題ではない。 その事を甥・姪達と話合った際に、最近の家庭教育、学校教育現場の問題点が話題となり、交々に「教育」こそが日本の最大の…

今は亡き妹

妹の通夜、葬儀を通じて、お坊さんのお経を聞いたり、日頃は疎遠がちの多くの有縁の人達と久々にお会いし、お話し出来て大変有意義であった。 北陸は浄土真宗の本場のような地域、自分自身は不信心者でお坊さんのお経の内容も良くわからないのだが、人生や宗…

妹の死 

10月は「神無月」とか、先日までは「暑い、暑い」と言っていたのに、急に朝晩寒さを覚えてしまう。 特に、ここ何日間は郷里の北陸に行っていて、妹の死と葬儀・野辺送りに立ち会ってきたので心の隙間風は実にこたえる。 決して、妹の死去のせいではないのだ…